いつもこの季節になると、
世間の浮足立っている生活が通常モードに戻るのを少し願いつつも、
夏にあったことを思い出しては切なくなる自分がいる。
きっと小さい心な故、消化不良をおこしているんだろう。
子供は、夏にぐっと成長すると聞いたことがあるけれど、
自分はどうだろう。
この夏は、仕事面では結構複雑だったなぁ。
やりたいことが見えてきて、作りこむ楽しさや充実感におぼれながらも、
公募展に落ちたりしていると、このままどこへ流れつくのか？なんて思ったりもして。
昔、センセが言ってた言葉を思い出す。
「陶芸で一番つけなあかん能力は、精神力や。
ろくろを上手く引く技術でも、形をきれいに作る器用さでもない。」
一人で土と向き合ってばかりいると、土のあまりに大きな可能性に飲み込まれそうな時がある。
そんな時は、強靭な精神力、強靭な精神力とおまじないのように唱える。
弟子時代からずっとやってきた自分流の願掛け。
この夏、自分は成長できたんやろうか。
今年もあと４か月。
最後のおっきな試合が２試合。
やるしかないな！がんばれ！自分！
