私は、黒い羊もみにくいアヒルの子もちびくろサンボもみんな好きだ。
みんなそうなのかもしれないけれど、私も例にもれず一度は自分がその一人だと思ったことがあるからであります。
否定的な意味はないのかもしれないけれど、どうも「みにくい」とか「ちび」とか何となくマイナスのイメージに誘導されるよなぁ。
異端児ってのも、悪い意味ではないのに、なんだか漢字がよろしくないような気がするのです。
そんなわけで、私はピンクの目玉焼きを作りました。
ピンクも目玉焼きもかわいい。
自分は好きだ。気持ちが明るくなって、お腹がすいてくる。
だから、これからは、ピンクの目玉焼きを貫こうと思う。
陶芸なんてコスパの悪いことが好きな人種なのに、そうであることを隠していたようにも思う。
器とかを作らない人種なのに、陶芸のステレオタイプに合わせようと必死だったように思う。
作品を発表したいのに、変わっているって思われたら嫌やなってずっと隠れていたように思う。
矛盾しているのがだんだんダメになってきて、最近正々堂々と顔を出す決意をした。
そう、アパホテルの社長さんのように、「私がやっております!」と表明せねば。
歳もミドルに差し掛かり、決して容姿端麗なわけではないがちゃんとやろう。
私、こんなものを生み出す人間です!
責任もって作ります。